HTE & TEE301 湿度・温度用センシングエレメントのシリーズを拡充

オーストリアのセンサーメーカーであるE+E Elektronikは、デジタルセンシングエレメントのポートフォリオを拡充し、新たに2種類の製品バリエーションを追加しました。HTE301湿度・温度検知素子とTEE301温度検知素子は、優れた測定精度と-40℃～125℃（-40°F～257°F）の広いアプリケーション温度範囲を提供します。I2Cインタフェースと個別に設定可能な4つのI2Cアドレスを備えた小型の8ピンDFNパッケージは、最先端の要求の厳しい設計に理想的です。
HTEおよびTEE301センシングエレメントは、E+E Elektronikの新世代のセンシングエレメントに含まれます。同じ精度値を提供するこれらの製品は、今年初めに発表されたHTEおよびTEE501センシングエレメントのコスト最適化バージョンです。501シリーズとはデータフォーマット（16ビット符号なし整数）とピン配置が異なるため、301シリーズは最小限の統合作業で既存のアプリケーションを簡単にアップグレードできます。

HTE301 湿度・温度検出素子

HTE301 は、最大 ±1.8% RH（ヒステリシスを含む）および ±0.2°C の測定精度で印象的な測定を行います。また、定電流ヒーターを内蔵しており、約2～3 °Cの過昇温に保ち、検出エレメントに結露が生じるのを防止します。これにより、湿度の高い環境下でも優れた測定性能と高速応答性を実現しています。

TEE301 温度検出素子

TEE301 温度検出素子は、最大±0.2 °Cの精度で温度を測定します。

I2C インタフェース搭載 DFN パッケージ

両センシングエレメントは、既存のアプリケーションに簡単に統合できるように、わずか 2.5 x 2.5 x 0.9 mm3 の寸法の 8 ピン DFN パッケージとして提供されています。I2C インターフェースは、最大 1,000 kHz の通信速度をサポートし、堅牢なデータ通信を可能にします。また、4つのI2Cアドレスが選択可能で、アラート機能、リセット機能も備えています。