精密データ付き高Ωチップ抵抗器

レイアウトと印刷技術の最適化により、SRT Resistor Technology GmbHは、高オームチップ抵抗器の精度範囲を1ギガオームまで拡大することに成功した。サイズ0805から2512までの新しいCHMシリーズの改良された特性は、抵抗値許容差だけでなく、温度係数や電圧係数にも関係しています。例えば、サイズ1206は、温度係数50ppm/K、電圧係数100ppm/V未満で、1ギガオームまでの範囲で使用できるようになりました。

レイアウトの最適化により、これらの抵抗器の最大動作電圧を大幅に向上させることができました。負荷容量を考慮すると、例えばサイズ0805は200V（以前は100V）で、サイズ1206は600V（以前は200V）で動作することができるようになりました。5%以上の公差が必要なく、抵抗のバランスも必要ない場合、最大動作電圧は、0805サイズで600V、1206サイズで1000V、1210サイズで1200V、2512サイズで3000Vとなります。

この新しいタイプの標準バージョンは、厚膜技術のPtAg合金で作られたはんだ付けしやすい接触面を持ち、導電性ボンディングにも適しており、非磁性挙動を示します。特別仕様では、接触面を厚膜金で形成してダイボンディングやワイヤーボンディングを行ったり、抵抗体層のガラスパッシベーション後に電気錫メッキを行うこともできます。
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